エンゼルス大谷翔平投手(23)が3試合連続の本塁打を放った。
アスレチックス戦に「8番DH」で出場。0-6の2回2死走者なしの第1打席で、151キロの速球を中堅スタンドにたたき込んだ。
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完全に負け試合だった。エンゼルスは初回に先制を許し、その裏の攻撃は2死一、二塁の好機を生かせず。そして2回に大量5失点。大谷の打席は、6点ビハインドの2回2死走者なしだった。だが一振りで、球場の、ベンチの空気を変えた。試合後「何とか出塁して1点でも多く取って、後半に入っていけるようにしようと思っていた」と言った。思い描いた通りの大逆転勝利となった。
どんなときでも、全力を尽くす。日本ハム時代からそうだった。練習から一切手を抜かず、2回までに4失点した登板でも集中は切れずに、その後は1本の安打も許すことなく完投勝利をおさめたこともある(16年5月1日、対ロッテ)。
印象的だったのは13年9月23日の楽天戦。5点を追いかける最終回に打席がまわり、内野ゴロを放った際に、一塁へヘッドスライディングをしてセーフになった。頭から飛び込むのは危険度が高く、投手もこなす大谷には特に注意喚起されていた。それも敗色濃厚の展開。だが大谷は、ただただ、全力プレーに徹した。勝負は最後までわからない。日本ハム栗山監督の言葉を借りれば、その姿勢が「野球の神様」に愛される資質なのだろう。【本間翼】

- 2回裏エンゼルス2死、中越えへ3戦連発となる本塁打を放つ大谷(撮影・清水貴仁)





