中大が立正大に競り勝ち、2勝1敗とし、今季初の勝ち点を挙げた。
東恩納蒼投手(3年=沖縄尚学)がエースの意地を見せた。5回から2番手としてマウンドに上がると、力強い真っすぐを低めに投げ込み、カウントを作ると、得意なスライダーも生きた。「いつも通り、コーナーをついて、1球1球、変化球の制度とコースの投げ分けを注意して投げました」。5回を無安打無失点の好救援。テンポのいい打線に流れを呼び込み、8回には、1死一、二塁から橋本航河外野手(3年=仙台育英)が右越え適時打で勝ち越しに成功。さらに1点を加え勝利を決定づけた。
後輩の投球に奮起した。開幕戦で勝利したが、その後3連敗。チームも7連敗と負けこんだ。前日、1年生で24年夏、甲子園優勝投手の西村一毅投手(京都国際)がこの流れを止めた。試合前には西村に「俺もやらなきゃな」と、冗談交じりに話したという。「僕が1年春で勝利を挙げた時を思い出しました」。
落ち込んでなんていられない。後輩が頑張る姿に、前を向いた。「ふがいない結果ばかりだった。エース番号を背負っている以上、もっと責任をもってやらないと」。空き週で投球を見直し。いつもの明るい自分を取り戻し、登板機会のない時も声でチームを鼓舞した。
最後まであきらめない。清水達也監督は「もう崖っぷちというつもりでやっている。でも、私以上に選手たちが元気ですね」と、話す。この勝ち点をきっかけに、1部残留へすべてをかける。



