国学院大が、緒方漣内野手(3年=横浜)田井志門外野手(3年=大阪桐蔭)の2者連続本塁打で同点に追いつき、大谷汰一外野手(2年=天理)が勝ち越し右越えソロ本塁打で亜大に勝利した。7日の3回戦で青学大が東洋大から勝ち点を落とし、首位の国学院大が亜大から勝ち点を挙げると、国学院大が青学大の7連覇を阻止し、22年秋以来5回目の優勝が決まる。中大は立正大に勝って連敗を7で止め、東洋大は青学大にタイブレークで勝利した。3カードいずれも1勝1敗。青学大、亜大にも優勝の可能性は残されている。

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今季を象徴する勝利だった。2点ビハインドで迎えた6回、国学院大・緒方の左越えソロ本塁打に、田井の右越えソロ本塁打と2者連続本塁打で亜大に同点に追い付くと、7回には代打の大谷がツーシームを捉え勝ち越しの右越えソロ本塁打。今季チーム17本目の本塁打となり97年春に青学大が達成したシーズン最多本塁打に並んだ。

“全力”が飛躍的な結果を生んだ。昨秋のリーグ戦、チーム打率1割6分9厘の結果を受け、今年2月からは打撃練習前、全員でフルスイング20本に取り組んだ。汗を流しながら一振りに込める。大谷は「この冬で磨いてきた結果です」と胸を張った。

7日の第3戦で優勝の可能性があるが、プレッシャーはない。「どちらかといえば“目の前の一戦に集中”です。1日、ぶっ倒れるくらいまで戦おう、とやっているので」と大谷。明日も“全力”で勝利をつかみにいく。

▽亜大・正村公弘監督(6回2者連続弾で同点に追いつかれた場面に)「緒方君にホームランを打たれた後、ピッチャーを代えなければいけなかった。代えきれなかったのは私の最大のミス。甘さです」