大分商のプロ注目右腕・森下暢仁(まさと)投手(3年)が、東海大相模(神奈川)の強力打線から10三振を奪った。

 2本塁打で2点を失ったが、最速146キロをマークした直球は威力十分。さらに無四球と抜群の制球力も披露した。「自信にはなったけど、東海大相模の2人(小笠原慎之介投手、吉田凌投手)とは球の回転数が違う。もっと空振りを取れるようになりたい」と、さらなる成長を誓った。

 180センチの森下は、今年3月の練習試合で自己最速の148キロをマーク。昨秋ドラフトでソフトバンクから4位指名された笠谷俊介投手(18)を育てた渡辺正雄監督(42)は「(森下の)ポテンシャルは、とてつもない」と話す。広島苑田スタウト統括部長は「腕の使い方が柔らかく、球離れもボールのキレもいい」とコメントした。