第88回選抜高校野球大会(3月20日から12日間、甲子園)の選考委員会が29日、大阪市内で行われ出場32校が決まった。


21世紀枠=3校

【釜石(岩手)】21世紀枠釜石20年ぶり春「もう1度被災地見て」

20年ぶり2度目。前回は釜石南で出場し初戦敗退。夏は出場なし。昨秋は県大会で準優勝し東北大会進出も初戦敗退した。08年に釜石北と釜石南が統合して開校。文武両道の県立進学校でスーパーサイエンスハイスクール指定。釜石市は東日本大震災で甚大な被害を受け死者991人、行方不明者152人。野球部も自宅の全半壊が9人、親族の行方が分からない部員が3人在籍し現在も仮設住宅での生活を余儀なくされている者も。その中で好成績を収め復興の希望となっている。部員数は24人。主な卒業生に歌手の大瀧詠一(故人)

第68回センバツ出場の記念碑「鋼鉄の意志」を囲んでガッツポーズする釜石ナイン(撮影・柴田隆二)
第68回センバツ出場の記念碑「鋼鉄の意志」を囲んでガッツポーズする釜石ナイン(撮影・柴田隆二)

【長田(兵庫)】長田に初吉報届いた、震災から21年目の21世紀枠

春夏通じて甲子園初出場。1921年(大10)、兵庫県立第三神戸中として創立の進学校。今秋県大会8強。部員37人。春夏通じて甲子園出場なし。定時制・通信制高校との併設によるグラウンドの使用制限のハンディを克服。また阪神・淡路大震災から20年が経過。神戸市長田区は最も被害の大きかった地域で、地域防災の強化と地域貢献に寄与する人材育成に努め文武両道を達成している点などが評価された。主な卒業生にダイエー創業者の故中内功氏、映画評論家の故淀川長治氏、ロンドン五輪マラソン代表の山本亮ら

21世紀枠で初出場が決まりジャンプして喜ぶ長田ナイン(撮影・渦原淳)
21世紀枠で初出場が決まりジャンプして喜ぶ長田ナイン(撮影・渦原淳)

【小豆島(香川)】小豆島21世紀枠初センバツ!2年は羽田空港で朗報

春夏通じて甲子園初出場。昨秋部員17人で高松商(その後神宮大会V)を破って県大会優勝。四国大会は初戦敗退。1920年(大9)に小豆島高等女学校として発足。49年(昭24)から現校名。生徒数は291人(女子122人)で普通科のみ。17年4月に土庄(とのしょう)と合併し小豆島中央として開校することが決まっている。主なOBは元中日の村上義則投手、元巨人の鳥坂九十九(つくも)投手、大相撲の琴勇輝。小豆島からは初の甲子園出場。面積は169・86平方キロ。瀬戸内海では淡路島に次いで2番目、全国では19番目の広さ。土庄町と小豆島町の2町からなり、人口は約3万人。名産はオリーブ

センバツ初出場を決め、1年生部員に胴上げされる小豆島・杉吉監督
センバツ初出場を決め、1年生部員に胴上げされる小豆島・杉吉監督

※21世紀枠補欠校は宇治山田(三重)と八重山(沖縄)


北海道=1校

【札幌第一】

初出場(夏は3度出場)。昨秋北海道大会優勝、神宮大会8強。1958年(昭33)創立の男女共学の私立校。文理選抜、文理北進、総合進学の3コースがある。バドミントン、バレー、サッカーなども強豪で、主な卒業生に陸上10種競技で日本記録を持つ右代啓祐、バレーボール男子日本代表の出耒田敬ら

甲子園出場を決め帽子を高々と放り投げる札幌第一ナイン(撮影・黒川智章)
甲子園出場を決め帽子を高々と放り投げる札幌第一ナイン(撮影・黒川智章)

※北海道補欠校は北海道栄


東北=2校

【青森山田(青森)】青森2校!青森山田、光星に春切符…甲子園で対戦を

11年ぶり2度目。昨秋は県大会3位も東北大会優勝、神宮大会4強。昨秋就任した兜森崇朗(かぶともり・たかあき)監督(36)はOB。12年から青森山田リトルシニア(中学)監督として全国大会ベスト4などに導いた。野球部OBにオリックス吉田一将投手

帽子を投げ上げて喜びを爆発させる青森山田ナイン
帽子を投げ上げて喜びを爆発させる青森山田ナイン

【八戸学院光星(青森)】八戸学院光星、ライバル青森山田にセンバツで雪辱だ

3年連続9度目。昨秋東北大会準優勝。11年夏、12年春夏と3季連続甲子園準優勝。1956年(昭31)創立の私立校。光星学院から13年4月、校名を改称。主なOBに巨人坂本勇人内野手、ロッテ田村龍弘捕手、阪神北條史也内野手ら

センバツ出場が決まり、喜びを爆発させる八戸学院光星の選手たち(撮影・高橋洋平)
センバツ出場が決まり、喜びを爆発させる八戸学院光星の選手たち(撮影・高橋洋平)

※東北補欠校は仙台育英(宮城)と盛岡大付(岩手)


関東・東京=6校

【木更津総合(千葉)】木更津総合に春切符「恩返しを」理事長に手向け星だ

2年連続3度目。昨秋関東大会優勝。1963年創立の私立校。旧校名は木更津中央。好左腕・早川隆久投手を中心に上位進出を狙う。主なOBは与田剛(元中日投手)、古屋英夫(元日本ハム内野手)、DeNA井納翔一投手

センバツ出場が決定し大喜びするエースの早川(中央)と小池(右)ら木更津総合ナイン(撮影・小沢裕)
センバツ出場が決定し大喜びするエースの早川(中央)と小池(右)ら木更津総合ナイン(撮影・小沢裕)

【常総学院(茨城)】常総学院9度目センバツ「ベスト8以上」エース鈴木

2連続9度目。昨秋関東大会準優勝。土浦市にある私立校で1983年(昭58)創立。甲子園は春夏ともに優勝1度。エース鈴木昭汰、1年生主砲の宮里豊汰内野手らに注目。主なOBは元巨人仁志敏久内野手、日本ハム金子誠コーチ、DeNA島田直也投手コーチ、西武大崎雄太朗外野手ら

センバツ出場を決め喜びのジャンプを見せる鈴木昭(右端)ら常総学院ナイン(撮影・河野匠)
センバツ出場を決め喜びのジャンプを見せる鈴木昭(右端)ら常総学院ナイン(撮影・河野匠)

【桐生第一(群馬)】桐生第一2年ぶりセンバツ「夢の舞台」高田主将感激

2年ぶり5度目。夏は9度出場し99年に正田樹投手(元日本ハム)らの活躍で優勝。春の最高成績は8強。昨秋関東大会は浦和学院などを破って4強。1901年(明34)創立の私立校。主な卒業生にロッテ藤岡貴裕投手、中日松井雅人捕手、女優の篠原涼子

高田主将を胴上げしてセンバツ出場決定を喜ぶ桐生第一選手たち(撮影・中島郁夫)
高田主将を胴上げしてセンバツ出場決定を喜ぶ桐生第一選手たち(撮影・中島郁夫)

【東海大甲府(山梨)】東海大甲府25年ぶり!菊地&松葉2枚看板で優勝だ

25年ぶり5度目。1946年(昭21)創立。野球部は58年創部。夏は13度出場で最高成績は春夏とも4強。昨秋関東大会4強。昨夏に続く出場でエース菊地大輝らを中心に上位進出を目指す。主なOBはヤクルト村中恭兵投手、中日高橋周平内野手、日本ハム渡辺諒内野手

25年ぶりの全国高校選抜野球大会出場が決定し、喜ぶ東海大甲府ナイン(撮影・神戸崇利)
25年ぶりの全国高校選抜野球大会出場が決定し、喜ぶ東海大甲府ナイン(撮影・神戸崇利)

【花咲徳栄(埼玉)】花咲徳栄・岩井監督、誕生日にセンバツ吉報「感謝」

3年ぶり4度目(夏は3度出場し昨年8強)。1982年(昭57)創立。加須市にある男女共学の私立校。普通科と食育実践科がある。左腕エース高橋はプロ注目。主なOBにロッテ根元俊一内野手、オリックス若月健矢捕手、ボクシング世界王者の内山高志

センバツ出場が決定し喜ぶ花咲徳栄の選手たち(撮影・狩俣裕三)
センバツ出場が決定し喜ぶ花咲徳栄の選手たち(撮影・狩俣裕三)

※関東補欠校は日本航空(山梨)と霞ケ浦(茨城)

【関東第一(東京)】関東第一に春切符!オコエ級スター不在も選手層自信

2年ぶり6度目。昨秋東京大会優勝。神宮大会初戦敗退。1925年(大14)に創立した私立校。野球部は27年に創部。夏は6度出場し最高成績は87年春の準優勝。主なOBは日本ハム武田勝投手、広島中村祐太投手、楽天ドラフト1位入団のオコエ瑠偉外野手

センバツ出場が決まり喜びながら帽子を投げる関東第一ナイン(撮影・鈴木みどり)
センバツ出場が決まり喜びながら帽子を投げる関東第一ナイン(撮影・鈴木みどり)

※東京補欠校は二松学舎大付


東海=2校

【東邦(愛知)】東邦11年ぶりセンバツ プロ注目エース藤嶋V宣言

11年ぶり28度目。昨秋東海大会優勝、神宮大会8強。1923年(大12)創立の私立校。甲子園は春優勝4回、夏の最高成績は77年の準優勝。主なOBは元巨人山倉和博捕手、中日朝倉健太コーチ、俳優の奥田瑛二ら。エース藤嶋健人は投打でプロ注目

センバツ出場が決まりナインにもみくちゃにされる東邦・藤嶋(中央)(撮影・柏原誠)
センバツ出場が決まりナインにもみくちゃにされる東邦・藤嶋(中央)(撮影・柏原誠)

【いなべ総合学園(三重)】

初出場。夏は10年に1度出場し初戦敗退。昨秋は県大会3位で東海大会へ。初戦で日大三島(静岡)に9点差を追いつかれるも13-10で勝利。決勝では1回に6点先制も追いつかれ延長10回、9-10でサヨナラ負けし準優勝。1922年(大正11)に三重県員弁農学校として創立された県立校。2001年(平成13)学科改変で現在の校名に。OBに中日育成の石垣幸大投手

※東海補欠校は海星(三重)と三重


北信越=2校

【敦賀気比(福井)】敦賀気比センバツ連覇へ 林中主将「チャンスある」

2年連続7度目。昨年の優勝校。昨秋北信越大会優勝、神宮大会準優勝。1986年(昭61)創立の私立校。野球部の創部は86年。夏は7度出場。プロ注目右腕のエース山崎颯一郎を中心にセンバツ連覇を狙う。主なOBに巨人内海哲也内野手、広島輝裕コーチ、オリックス山田修義投手。昨年エース平沼翔太は日本ハム入りし内野手転向

笑顔の敦賀気比ナイン。前列左から2人目がエース山崎、同3人目が林中主将(撮影・加藤裕一)
笑顔の敦賀気比ナイン。前列左から2人目がエース山崎、同3人目が林中主将(撮影・加藤裕一)

【福井工大福井(福井)】

12年ぶり4度目。夏は7度出場し最高成績は初出場した76年春の8強。昨秋北信越大会準優勝。1949年(昭24)に創立された北陸電気学校が前身で、78年から現校名。野球部の創部は59年。主なOBは元西武の前田耕司投手、元ロッテ藤井宏海投手、阪神山本翔也投手

※北信越補欠校は佐久長聖(長野)と日本文理(新潟)


近畿=6校

【滋賀学園(滋賀)】滋賀学園初センバツ!1年生エース神村月光が成長

初出場。夏は09年に1度出場し初戦敗退。1984年(昭59)に八日市女子として創立、99年4月の共学化に伴い現校名となった私立校で所在地は東近江市。普通科のみ。04年から指定を受け、英語教育に力を入れている。昨秋は県大会3位で近畿大会出場。初戦で大商大堺を6-1で破ると準々決勝では報徳学園に1-0(延長14回)、準決勝では龍谷大平安を8-1のコールドで破って決勝進出。大阪桐蔭に2-3で敗れたものの準優勝した。エースは神村月光(ひかり=新2年)

【龍谷大平安(京都)】龍谷大平安センバツ切符「優勝目指したい」原田監督

4年連続40度目。昨秋近畿大会4強。1876年(明9)に「金亀教校」として創立された私立校。08年から現校名。甲子園出場は春夏合わせ73度目で夏3回、春1回の優勝を誇る。主なOBに元広島衣笠祥雄内野手、元阪神桧山進次郎外野手、西武炭谷銀仁朗捕手ら

龍谷大平安高校は選抜出場が決まり帽子を投げ大喜び(撮影・外山鉄司)
龍谷大平安高校は選抜出場が決まり帽子を投げ大喜び(撮影・外山鉄司)

【大阪桐蔭(大阪)】大阪桐蔭2年連続センバツ!西谷監督「日本一を」

2年連続8度目。昨秋近畿優勝。1983年(昭58)創立の私立校。野球部は88年創部。甲子園は12年春、91、08、12、14年夏に優勝。主なOBは西武中村剛也内野手、浅村栄斗内野手、森友哉捕手、日本ハム中田翔内野手、阪神岩田稔投手、西岡剛内野手、藤浪晋太郎投手、中日平田良介外野手ら

選抜出場が決まり大喜びでジャンプする大阪桐蔭ナイン。左から4人目は高山
選抜出場が決まり大喜びでジャンプする大阪桐蔭ナイン。左から4人目は高山

【明石商(兵庫)】明石商が初甲子園「夢が現実に」伊藤校長部員に伝達

春夏通じ甲子園初出場。1953年(昭28)開校の市立校。昨夏は県大会決勝で敗れ初出場を逃すも秋に優勝。近畿大会では福知山成美、市和歌山を破り4強入りした。卒業生に車いすテニス選手の上地結衣

センバツ出場を決め、大喜びでジャンプする明石商ナイン(撮影・田崎高広)
センバツ出場を決め、大喜びでジャンプする明石商ナイン(撮影・田崎高広)

【智弁学園(奈良)】

2年ぶり10度目。夏は17度出場。甲子園最高成績は4強。1965年(昭40)創立の私立校。野球部も同年創部。所在地は五條市。主なOBに楽天枡田慎太郎外野手、巨人岡本和真内野手ら

【市和歌山(和歌山)】

11年ぶり5度目。夏は4度出場。65年春に準優勝。昨秋近畿大会8強。1957年(昭32)、和歌山市立和歌山商として創立した市立校。09年普通科設置で現校名に。OBに藤田平元阪神監督、元広島の正田耕三内野手、ヤクルト川端慎吾内野手、ロッテ益田直也投手

※近畿補欠校は報徳学園(兵庫)と阪南大高(大阪)


中国・四国=神宮枠与えられ6校

【創志学園(岡山)】創志学園5年ぶりセンバツ エース高田は松坂大輔似

5年ぶり2度目。夏は出場なし。1884年(明17)創立の私立校。2010年に現校名に。野球部も同年4月に創部。翌11年センバツに新2年生だけで出場(初戦敗退、開会式で主将が選手宣誓)。創部2年目の出場は春夏通じ史上初だった。昨秋中国大会優勝。神宮大会は初戦敗退。エース高田萌生投手(新3年)はプロ注目の最速150キロ右腕。主なOBにオリックス奥浪鏡内野手

【南陽工(山口)】

7年ぶり5度目。夏は3度出場。甲子園最高成績は8強。昨秋中国大会準優勝。1962年(昭和37)創立の県立校。OBに広島で炎のストッパーとして活躍した故津田恒実さん、阪神岩本輝投手

【開星(島根)】

6年ぶり3度目。夏は9度出場。昨秋中国大会4強。1924年(大13)創立。松江市にある私立校。野球部は88年創部。主なOBはDeNA梶谷隆幸外野手、同白根尚貴外野手ら

※中国補欠校は如水館(広島)と倉敷工(岡山)

【高松商(香川)】明治神宮Vの高松商26度目センバツ「ほっとした」

20年ぶり26度目。夏は19度出場。センバツ第1回大会含め春夏ともに2回ずつの優勝を誇る名門校。昨秋四国大会優勝、明治神宮大会も優勝。1900年(明33)創立。部員33人。主なOBに元阪急の故宮武三郎さん、元巨人監督の故水原茂さん、元巨人ヘッドコーチの故牧野茂さん、元巨人大森剛内野手、ロッテ松永昂大投手

帽子を投げて喜ぶ高松商の選手たち
帽子を投げて喜ぶ高松商の選手たち

【明徳義塾(高知)】

2年ぶり16度目。昨秋四国大会準優勝。1976年(昭51)創立の私立校。野球部も同年に創部。夏は17度出場し02年に全国制覇。春の最高成績は4強。主なOBはヤクルト森岡良介内野手、オリックス伊藤光捕手、プロゴルファーの松山英樹、横峯さくら

【土佐(高知)】

3年ぶり8度目。昨秋四国大会4強。1920年(大9)創立の私立進学校。所在地は高知市。前回13年は21世紀枠で出場。甲子園では春夏ともに1回ずつの準優勝がある。主な卒業生に東大野球部・浜田一志監督、高知県の尾崎正直知事、漫画家の黒鉄ヒロシ氏ら

※四国補欠校は済美(愛媛)と新田(愛媛)


九州=4校

【秀岳館(熊本)】秀岳館に春切符!鍛治舎監督日本一へ「まだ道半ば」

13年ぶり2度目。夏は2度出場。昨秋九州大会優勝、神宮大会初戦敗退。八代市にある私立校。八代商、八代第一と校名を変え01年現校名に。社会人野球のパナソニック監督やNHK解説者を務めた鍛治舎巧氏(64=かじしゃ・たくみ)が14年4月に監督就任。主なOBに前ソフトバンク松中信彦内野手、DeNA国吉佑樹投手ら

甲子園出場が決まり、ガッツポーズを見せる秀岳館の選手たち(撮影・福岡吉央)
甲子園出場が決まり、ガッツポーズを見せる秀岳館の選手たち(撮影・福岡吉央)

【海星(長崎)】海星15年ぶり春切符「まず甲子園で1勝」加藤監督

15年ぶり5度目。昨秋九州大会準優勝。1892年(明25)に男子校として創立の私立校。2006年から男女共学。野球部は1915年に創部。夏は17度の出場。甲子園最高成績は76年夏の4強。主なOBに元ヤクルト酒井圭一投手、元阪神平田勝男内野手、西武永江恭平内野手ら

15年ぶり5度目の出場を決めた海星ナインはガッツポーズ(撮影・梅根麻紀)
15年ぶり5度目の出場を決めた海星ナインはガッツポーズ(撮影・梅根麻紀)

【日南学園(宮崎)】日南学園12年ぶり春切符「一番うれしい」森山主将

12年ぶり5度目。夏は7度出場。甲子園最高成績は8強。昨秋九州大会4強。1951年(昭26)各種学校の日南経済専門学院として創立の私立校。66年に日南商となり82年から現校名。OBに西武赤田将吾コーチ、ソフトバンク寺原隼人投手、広島中崎翔太投手ら

センバツ出場を決めて歓喜する日南学園の選手(撮影・菊川光一)
センバツ出場を決めて歓喜する日南学園の選手(撮影・菊川光一)

【鹿児島実(鹿児島)】鹿児島実センバツに沸く「明日から厳しく」宮下監督

5年ぶり9度目。夏は18度出場。96年春優勝。昨秋九州大会4強。1916年(大5)私立鹿児島実業中学館として創立。48年から現校名に。野球部は18年に創部。。主なOBに元巨人の定岡正二投手、巨人杉内俊哉投手、ソフトバンク本多雄一内野手、阪神横田慎太郎外野手ら

5年ぶり9度目センバツ出場に鹿児島実の選手らは喜び爆発(撮影・浦田由紀夫)
5年ぶり9度目センバツ出場に鹿児島実の選手らは喜び爆発(撮影・浦田由紀夫)

※九州補欠校は臼杵(大分)と樟南(鹿児島)