4日の広島戦で今季初先発する巨人江柄子裕樹投手(29)が2日、明大の後輩・広島野村との直接対決に闘志を込めた。野村とは江柄子が4年時に1年間プレー。中日岩田とともに、投手陣を支えた。今季はプロ初完封を含む3勝をマークする後輩に対し、今季初登板初先発。首位攻防戦の重圧もかかる一戦だが、先輩の意地で「同門対決」を制する。
運命的な巡り合わせだった。ジャイアンツ球場での1軍投手練習に合流した江柄子は、3日からの広島3連戦の先発予想を聞き、目の色が変わった。「(4日先発予定の)野村は大学時代に1年間、一緒に戦った後輩ですね。対戦する機会があるかわかりませんが…。(広島戦で)投げるチャンスをいただけたら、かわさずに向かっていきたいです」と意気込んだ。
明大4年時、同い年の中日岩田、1年だった野村とともに投手陣を支えた。春はリーグ優勝を達成。歓喜の瞬間を分かち合った。プロ入り後は、先発ローテを担う野村に対し、江柄子は主に中継ぎだったが、今季は先発に転向。2軍で3勝1敗、防御率1・32と安定した結果を残し、先発ローテの谷間となる4日広島戦で今季初先発を託されたとみられる。
2季ぶりの1軍登板にも、冷静だった。「斎藤2軍監督からも、『ファームでやってきたことを出してこい』と言われた。いつも通り投げたいです」と話した。昨季、今季と2軍で好投を続けながら、待ち続けた1軍のマウンド。「波を作らないように。次、次と切り替えて」と牙を研ぎ続けた。初戦の田口、3戦目の菅野と挑む“同門対決3番勝負”。先輩の意地をかけ、「明大対決」のマウンドに上がる。【久保賢吾】



