ここまでリーグトップタイの4勝を挙げる広島黒田博樹投手(41)が8日、右肩痛と「頸部(けいぶ)神経根症」のため出場選手登録を抹消された。ドジャース時代の09年8月15日ダイヤモンドバックス戦で打球を右側頭部に受けた後遺症を抱えていた。7日DeNA戦で先発し、今季最短の4回で降板。慢性的な痛みが投球に影響を及ぼし、右肩痛にもつながった。
この日の試合前練習中に緒方監督、トレーナー陣と話し合い、抹消が決まった。松原1軍チーフトレーナーは「トレーナーからストップをかけた。シーズンが続く中で早く治して、残り試合をしっかり戦ってもらうための判断」と説明。緒方監督も「本人にも投げる準備期間として納得してもらった」と話した。
この日は電気治療などを施した。今後は早期回復を促すためはりや注射なども検討される。黒田は「感覚的に(先発を)1回飛ばして次の登板に準備する。中6日では(状態を上げるのが)苦しかった。(再登録が可能となる)10日空けられるので、その10日間を大事に使いたい。万全に近い状態でマウンドに上がれるようにしたい」と話した。
開幕直前にも広島市内の病院で「頸部神経根症」と診断されていた。それでも今季はここまで7試合に先発。4勝1敗、防御率2・93と安定し、日米通算200勝までも残り3勝としていた。最短10日間での復帰へ決意を示し、大黒柱が戦列を離れる。【前原淳】
◆頭部への打球 09年8月15日の敵地ダイヤモンドバックス戦、ドジャース黒田は6回に打球を右側頭部に受け負傷降板した。5回まで2安打無失点も、先頭のライアルの打球が強襲。横になったまま動けず、首などを器具で固定され、カートでグラウンドを離れた。精密検査で異常はなかったが、大事を取り4日後に故障者リスト入りした。




