無敗男を止める! 2位ロッテは9日、空路福岡入り。今日10日から3ゲーム差で追う首位ソフトバンクとの3連戦に挑む。初戦の相手先発は、2つのプロ野球新記録(デビュー14連勝&外国人投手14連勝)のかかったバンデンハーク。記録を止めるべく、立花義家打撃コーチ(57)は「全員で倒す」と宣言した。
敵地に向かう羽田空港で、立花コーチは無敗男攻略の青写真を描いた。「カウントを取りに来る球、甘い球を1発で仕留める。もし追い込まれたら粘る。逆方向に打つ意識で粘って欲しい」。好球必打。それがかなわなければ、みんなで粘って球数を放らせる。根拠は前回対戦だ。4月19日は7回5安打1得点に抑えられ白星献上。ただ、その1得点は球数が100球に近づいた7回だった。先頭デスパイネがソロをお見舞い。さらに1死から井口が中前打。さすがの右腕も球数が増えれば精度が落ちる。“粘り”は欠かせない。
うれしいデータがある。バンデンハークの被本塁打6はリーグワーストタイ。早くも昨季に並ぶ。立花コーチは「去年より甘い球が増えている」と分析。付け入る隙があると見た。キーマンに挙げるのが、3番の清田だ。「走者を出して(4番の)デスパイネに回したい」ともくろむだけに、清田の出塁はカギとなる。
清田にも青写真がある。「低めの方が飛ぶ」。身長198センチから角度ある150キロ超を投げられたら、無理に打ってもポップフライや空振りの危険がある。それよりも、低めをしっかりたたくイメージだ。「掛からずに、直球はファウルにするぐらいの気持ちでいれば、高めのボール球も見逃せる。そしたら、甘い球を打てる」と力説した。
伊東監督はこの日、チームとは別行動で熊本市内の実家を訪れた。熊本地震後、初めての九州での試合。選手会長の岡田は「監督を安心させる試合をしたい」と、全員の気持ちを代弁した。指揮官の郷里で難敵を倒す。【古川真弥】
◆バンデンハークの被本塁打 今季の6本は同僚の和田、千賀に並ぶリーグ最多。前回登板の5月3日は日本ハム戦(札幌ドーム)で浅間に先頭打者本塁打、レアードに2発を許した。6本のカウント別は0ストライクから2本、1ストライクから4本。すべて追い込む前に浴びている。




