またか…。オリックスベンチの歯ぎしりが聞こえてきそうだった。2回、先発ディクソンが大谷に特大の先制ソロをくらった。カウント1-1からのスライダーが打ちごろの高さに浮いた。大谷の今季6本塁打のうち、オリックスは球団別ワーストの3本目となった。「あれで気落ちしたわけではない」というディクソンだが、相手を勢いづけ、3回に田中賢に2ラン、4回にレアードにもソロを浴び3イニング連続の被弾となった。

 5回の守りから先発マスクの伊藤を山崎勝に交代させた。福良監督は「防げる部分はあった。そこ(本塁打)だけはね」と渋い表情。大谷に3発献上についても「そこも含めてじゃないですか」と目をつり上げた。6回4失点のディクソンは「3球で負けた」と3被弾を悔やんだ。チームは3連敗でリーグ最速の20敗目。いつまでも大谷の引き立て役になっているわけにはいかない。