中日が、9月9日以降に松坂大輔投手(38)と来季の去就について会談することが28日、分かった。

加藤宏幸球団代表(60)が「来季の契約に関しては白紙だが、彼は日本球界の功労者。次の登板内容の報告を受けてから、彼が(来季以降のことを)どう思っているのか聞かないといけない」と話したもので、同中旬に与田監督も出席して予定される編成会議を前に本人の意思を確認する。

今季の松坂は春季キャンプの右肩炎症で出遅れた。7月16日阪神戦で今季初先発して5回2失点にまとめたが、同27日DeNA戦でプロ最短1/3回8失点と炎上して2軍降格。8月はウエスタン・リーグ2試合に登板したが、14日を最後に右肘炎症や雨天順延の影響で登板がない。門倉2軍投手コーチは「(27、28日の)阪神戦2試合が流れ、他に投手もいる。松坂の状態を確認してから」と語り、9月6日からの同オリックス3連戦(オセアンバファローズスタジアム舞洲ほか)での復帰を示唆した。松坂が関西遠征から名古屋に戻った後、加藤球団代表との会談が行われるとみられる。

9月の編成会議では今秋のドラフト会議の戦略も含めて今後のチーム編成を検討する。