日本プロ野球組織(NPB)は26日、東京都内で巨人のルイス・ゴンザレス内野手(28)から興奮薬として禁止薬物に指定されているクロベンゾレックス、アンフェタミン、パラヒドロキシアンフェタミンが検出されたため、ドーピング違反で同日から1年間の出場停止処分を科したと発表した。

 NPBは昨季からドーピング検査を本格導入しており、日本のプロ野球界では昨年8月にリック・ガトームソン投手(ソフトバンク)が「のむ発毛剤」に含まれていたフィナステリドを服用し、20日間の出場停止処分を受けた。

 ベネズエラ出身のゴンザレス内野手は2007年に巨人に入団し、昨季は25試合に出場。今季は23日に1軍登録を外れるまで32試合に出場していた。

 巨人清武英利球団代表は26日、薬物違反で1年間の出場停止処分を科されたルイス・ゴンザレス内野手との契約を解除する方針を明らかにした。

 根来泰周コミッショナー代行の話

 選手個人にとってもスポーツ界にとっても大きな痛手。厳正に処分して再発防止を図っていくほかない。