ソフトバンク和田毅投手(28)が2日、左ひじ炎症のため出場選手登録を抹消された。

 前回5月28日巨人戦で4回1/3、今季最多7失点降板後、違和感を訴えていた。1日に福岡市内の病院で検査を受け、2日横浜戦前に首脳陣と話し合った末、抹消が決まった。

 2日の練習に参加しなかった和田は「違和感はいつもなら昨日(1日)くらいに(元に)戻ってくるはずが戻らず、おかしいと思って病院に行った。2~3週間はノースローになると思う。監督、コーチからは無理して急ぐことはないと言われた」と話した。3日から2軍調整となるが、東チーフトレーナーは「炎症具合は個人差がある。(全治)期間は明言できない。感覚を確かめながらやることになる」と説明。投球再開は6月下旬となり、前半戦での1軍復帰も現時点では見通しがつかない。

 開幕投手を務め、先発ローテーションの柱を務めるエース左腕の離脱。和田と面談した高山投手コーチは「1日も早く戻ってきてほしいが、完全に治してほしい。現場は痛いけど、中途半端は本人のためにならない」と渋い表情だった。

 和田は今季9試合に先発し、3勝3敗、防御率3・05。1日時点で両リーグ最多タイの67奪三振で、奪三振率はリーグ最高の9・73を誇っていた。先発ローテの順番なら3日横浜戦(福岡ヤフードーム)での先発が予想されていた。

 [2009年6月2日17時16分]ソーシャルブックマーク