プロ野球の表彰選手が18日、東京都内で開催されたコンベンションで発表され、最優秀選手(MVP)はセ・リーグが巨人の3連覇に貢献したアレックス・ラミレス外野手が2年連続2度目、パ・リーグは2年ぶりのリーグ優勝を果たした日本ハムのダルビッシュ有投手が2年ぶり2度目の受賞となった。セの連続受賞は、1976、77年の王貞治(巨人)以来。ダルビッシュは5年目以内での複数受賞で、故稲尾和久投手(西鉄)、イチロー外野手(オリックス=現マリナーズ)に次ぎ3人目。

 最優秀新人(新人王)は、セは3年目の松本哲也外野手(巨人)、パは1年目の摂津正投手(ソフトバンク)。松本は昨年の山口鉄也投手(巨人)に続く育成選手出身での栄冠となった。

 表彰選手はプロ野球担当記者らによる投票で決まり、ラミレスはセ有効投票総数226票中、125の1位票を獲得。ダルビッシュはパ有効投票総数187票のうち、1位票を134集めた。

 ベストナインはセは巨人からラミレス、ディッキー・ゴンザレス投手、阿部慎之助捕手、小笠原道大三塁手、坂本勇人遊撃手の5人。本塁打と打点の2冠に輝いた中日のトニ・ブランコ一塁手が初めて選ばれた。

 パは日本ハムからダルビッシュ、高橋信二一塁手、田中賢介二塁手、糸井嘉男、稲葉篤紀両外野手の5人が選出された。

 最多選出は2年ぶり7度目(日本ハム時代を含む)の受賞となった小笠原だった。

 [2009年11月18日18時36分]ソーシャルブックマーク