<横浜7-5阪神>◇15日◇横浜スタジアム

 横浜田中健二朗投手(20)が、プロ初先発初勝利を挙げた。阪神の強力打線に真っ向勝負。7回、無死二、三塁のピンチを招いて降板したが、角度のある速球で強打者たちを詰まらせた。ヤクルト由規、日本ハム中田ら、今季ブレークした世代のセンバツ優勝左腕。「高校時代に対戦した同世代のみんなが活躍していて、うれしい気持ちもあった反面、悔しくもあった」と負けん気をのぞかせた。左肩痛を乗り越えての1勝には「これで満足しているわけではないけど、いい野球人生を送れてると思う」と、充実感を漂わせた。

 [2010年9月15日23時12分]ソーシャルブックマーク