プロ野球12球団の代表者などによる臨時実行委員会が22日、東京都内で開かれ、横浜球団の買収を決めた交流サイト運営大手、ディー・エヌ・エー(DeNA)の参入について審議した。加藤良三コミッショナーが各球団に厳正な審査を求めたために方向性を出すことは持ち越され、12月1日の臨時実行委とオーナー会議当日に承認するかどうかの結論を出すことになった。

 この日はコンサルティング会社に依頼した財務調査の結果も踏まえて審議した。途中からはDeNAの春田真会長に出席を求め、事業の健全性や競合他社のグリーとKDDIから損害賠償を求める訴訟を起こされた経緯などについて質問した。

 ヒアリングを終えた春田会長は「質問いただいたことにきちんとお答えできたかなと。ちゃんと理解されればと思う」と話した。

 今後は各球団が審査内容を持ち帰って再検討する。参入に肯定的なセ・リーグは30日に理事会を開き、統一見解をまとめることになっている。パ・リーグは来月1日まで理事会などは予定されていない。事業や法令順守について懸念を示す楽天の井上智治オーナー代行は「春田会長のご意見をうかがった。中身についてはノーコメント」と話すにとどまった。