<巨人7-7DeNA>◇8日◇宇都宮

 DeNA吉村裕基外野手(27)が、値千金の同点打を放った。9回、1点差に追い上げて迎えた2死一塁で、巨人西村の直球を右中間にはじき返す適時二塁打。前打者中村の打球を、巨人阿部が落球したあとの打席だったが、「バットにスプレーをかけていて、(阿部の失策は)見ていなかった。自分にまわってこい、と思っていました」。次打者石川には、同点にすると宣言していたという。「野球は何があるか分からない。自分の仕事をまっとうしようと思っていました」と、笑顔を見せた。