プロ野球のセ、パ両リーグは20日、今季の最優秀新人(新人王)を発表し、セは広島の野村祐輔投手、パはロッテの益田直也投手が選ばれた。ともに23歳で、平成生まれとして初の受賞となった。

 プロ野球担当記者らによる投票で、野村はセの有効投票総数261票のうち200票を獲得。益田はパの有効投票総数210票中、116票で、次点だったソフトバンクの武田翔太投手とは36票差だった。

 野村は27試合に先発して9勝11敗で、リーグ2位の防御率1・98をマークした。セの新人王で規定投球回数に達した投手が防御率1点台を記録するのは1966年の堀内恒夫(巨人)以来。広島の選手としては2006年の梵英心内野手以来、8人目の受賞となった。