ソフトバンク近藤健介外野手(32)が6日に38歳で急逝した兄洋介さんへ捧ぐ8号2ランを放った。3回2死一塁、ロッテ先発広池のスライダーを右翼席へ。「完璧にとらえることができた。しっかりと自分の打撃ができた」と打球速度175キロ、角度32度、飛距離130メートルの特大アーチをかけた。ダイヤモンドを1周し、両手を合わせながら生還。その後もしばらく目は光っていた。

小さいころからキャッチボール相手だった。「親も『お兄ちゃんも試合に出てほしいと思うから行ってこい』と。そんな中で打たせてもらったので、見てくれてたなとは思いました」。兄は指導者として野球界に貢献していた。「野球愛は強かったと思います」。形は違えど同じ野球人としても尊敬する存在だった。

近藤はここまでチームトップの打率2割9分7厘で8本塁打、24打点、4試合連続安打中と、けがもなく元気にチームを引っ張っている。「(パ・リーグは)混戦ですが、まだ順位は気にするところではないと思うので、自分のできること、チームの勝ちにつながることをやっていきたい」と兄への思いを胸に、故障なくシーズンを戦い抜く。【石橋隆雄】

【動画】ソフトバンク近藤健介が先制2ラン 打った瞬間確信、文句なしの一発