<ヤクルト4-4日本ハム>◇28日◇神宮

 日本ハム大谷翔平投手(19)がプロでの自身最速タイとなる158キロを計測した。

 7回2死一、二塁の場面で、ヤクルトの4番バレンティンへのカウント1-2からの4球目に記録。バレンティンはファウルした。その後、中飛に打ち取りピンチを脱出すると、直後の8回に味方打線が逆転。大谷は勝利投手の権利を手に7回7安打2失点で降板したが、試合はもつれて延長戦に入り、5勝目はお預けとなった。

 「前半はストレートが(シュート回転し)ツーシーム系に流れていくことが多く状態は悪かったのですが(バッテリーを組んだ)大野さんがうまくやりくりしてくれました。得点圏の場面で3度、バレンティン選手と勝負したときは、さすがに力が入りました」と振り返った。

 大谷の158キロ計測は13日西武戦(函館)、20日中日戦(札幌ドーム)に次いで登板3試合連続となった。神宮では10年8月26日のヤクルト対横浜戦で、ヤクルト由規が日本人最速となる161キロを記録している。