中日鈴木義広投手(31)が26日、名古屋市中区の中日ビルで現役引退会見を行った。

 右の変速右腕として落合監督時代に3回のリーグ優勝と日本一に貢献。落合GMから来季契約を更新しない旨を伝えられ、「『スーさんもヘタったな』と言われました。僕を取ってくれた監督にそう言われたら辞め時かなと。家族と相談して現役引退を決意しました」と明かした。

 右肘の故障、手術が響いて近年は2軍暮らしが続いたが、「僕はアマチュア時代から優勝したことがありませんでした。でもいい時にドラゴンズに入れて、リーグ優勝3回と日本一に貢献できた。それはすごく誇りに思います」とやり遂げての幕引き。今後は球団スタッフとして残留し、ナゴヤドームの今季最終戦となる10月1日のDeNA戦で、同じく引退する三瀬、小林とともに引退登板を行う。