いよいよ球春到来だ。春季キャンプ前日となる31日、監督、選手らは、それぞれキャンプ地に入り、空港などでセレモニーを受けた。
12球団の監督は、2015年シーズンの土台作りとなるキャンプを前に意気込みを語った。【セ・リーグ】
▼巨人原監督
この時期は期待、希望が強い。この思いをシーズンが終わるまで全うしていきたい。選手が力を見せつけ、われわれがしっかりと判断をしてチームをつくり上げる。一人一人が自分を鍛えて、チームに力を加えてもらいたい。
▼阪神和田監督
若い力が例年より必要になる。レベルアップ、競争をあおりながら、しっかり1カ月間やっていきたい。ことしは球団80周年で節目のシーズン。毎年もちろん勝ちたい、日本一と思っているが、より一層という思いは強い。
▼広島緒方監督
ミーティングではチームの目標を確認する上で、優勝するぞと強い口調で言わせてもらった。チャンスはみんなにある。競争してやってもらう。(2軍のキャンプも)何度か足を運んで、全選手を見たいと思っている。
▼中日谷繁兼任監督
やってやろうかな、という気持ち。ルーキーだけでなく、昨年から継続してトレーニングを積んでいる選手がどういうものを見せてくれるか楽しみ。僕自身も開幕から1年間戦力となれるようにやっていきたい。
▼DeNA中畑監督
ことしは優勝しかない。台風の目、主役になりたいね。強い風を吹き起こしていきたい。早いうちに実戦形式を始める。かなり激しい競争になると思う。どの選手をメーン(レギュラー)にするかを実戦で決めていく。
▼ヤクルト真中監督
優勝に向かって戦うことと、けが人を出さないこと。キャンプは目的意識を持って、時間や周りに流されない練習に取り組ませたい。守備ではエラーなど記録に表れない細かい部分、投手は技術力アップを意識させる。【パ・リーグ】
▼ソフトバンク工藤監督
バリバリ緊張している。レギュラーを守らなきゃいけない人も、チャレンジしないといけない人もいる。刺激し合い、キャンプを送ってくれればいい。若い選手を中心に見て、戦力を整えられるようにしたい。
▼オリックス森脇監督
チームとしてまだまだ加えないといけないことがたくさんある。しっかりしたビジョンを持って(課題を)クリアしていきたい。チームの力、個人の力に上積みを持てるようにしたい。まずはいい1カ月間にしたい。
▼日本ハム栗山監督
勝負をしなければいけない年。勝つための野球をやることを選手に意識させて、チームに貢献できなければ試合に出られない。(1、2軍の)入れ替えも激しくなる。新人は15日の紅白戦からスタートしてくれればいい。
▼ロッテ伊東監督
ことしは競争を掲げている。例年、第1クールは様子見だけど、2月1日からフルメニューで近い形でやる。見ている人に感動を与えたい。ここはおとなしい選手が多いから、気持ちを前面に出していこうと話をした。
▼西武田辺監督
新年を迎えたようなすがすがしい気持ち、始まるんだという緊張感が湧いてきた。昨年の秋から言い続けてきた競争を継続してやっていきたい。けがなく、選手個々がまずはチーム内の競争を乗り切ってほしい。
▼楽天大久保監督
決定を自分でしないといけないので(昨季までと気持ちは)違う。個々の選手はオーダーメードな練習をするが、チームとしては仕上げの段階。昨年の最下位は忘れて常勝軍団になるべくチームをつくっていく。