<ヤクルト2-6阪神>◇18日◇神宮
必死に飛びついた。雨を含んだ重いユニホームをものともしない。2試合続けてのスタメンに、関本が守備で応え、敵に傾きかけていた流れをぐっと引き戻した。
2回だった。2死満塁のピンチで、リオスの三遊間への鋭いゴロをダイビングキャッチ。そのまま上半身を起こすと、ひざをついたまま瞬時にセカンドに送球。抜けていれば逆転という序盤のピンチをグラブで救った。
「(雨で)ツルツルで守りにくかったし、必死でした。でも(グラウンドが)ぬれてなかったら抜けていたかもしれない。(捕ってからは)二塁ベースまで滑っていこうかと思ったくらいだよ」
バットでも意地を見せた。二ゴロ、遊ゴロ、遊併、二飛と4打席凡退に終わっていたが、5打席目の9回に、ダメ押しの6点目をたたき出す右翼フェンス直撃のタイムリー。足を取られ、4打席目に続いて、一塁ベースを蹴ったところで滑ってしまい、二塁には行きそびれたが、それも愛嬌(あいきょう)。「5タコはダメなんで。1本打っとかなアカン立場やから」。2試合連続となる打点で、勝利を確実なものにした。
好調なチームの歯車としての役割を果たしても「まだまだですよ」と謙虚な姿勢は変わらない。【福岡吉央】



