楽天は19日、Kスタ宮城での西武戦が雨天中止となり、リーグ打点王のホセ・フェルナンデス内野手(33)が居残り特打で汗を流した。ホームでもダントツのチーム打点王の4番が相性のいい古巣西武を「ぶっ飛ばす」と宣言すれば、首位打者の山崎武司内野手(39)も勝利を約束。大砲コンビが20日、チームを無傷の本拠地開幕9連勝へ導く。

 試合中止が決まった直後の午後1時すぎ、フェルナンデスがバットを手に室内練習場に姿を現した。額の汗を何度もぬぐいながら約30分間、快音を響かせた。若手とともに行った珍しい居残り練習に、助っ人は「今のスイングの状態を確かめておきたかったから。今年はよくやる方だよ」と、笑顔で話した。

 現在、23打点はリーグトップ。本拠地Kスタ宮城では8試合中6試合で打点をたたきだし、14打点と半分以上をマークしている。チームでもトップの成績だ。タイトルについては「今の時期は何も考えてないよ」と無関心を装ったが、仙台での働きには胸を張って答えた。「ファンの声援は毎日、力になっている。8連勝したから、まずはあと8試合は勝ちたい」と豪快に言い放った。

 05年まで在籍した西武にも相性がいい。通算対戦成績の10本塁打、31打点は、カード別トップ。今季、チームはまだ古巣から白星を挙げていない(0勝3敗)だけに「仙台では勝たせない。明日はぶっ飛ばすよ」と、不敵に笑った。頼れる主砲が、チームの仙台不敗神話をさらに伸ばす。【由本裕貴】