巨人ゴンザレスから検出された薬物はグリーニーという興奮剤の一種だった。

 ◆グリーニー

 主成分はアンフェタミン。使用すると一種の興奮状態となり、集中力がアップするといわれる。ただ反動も大きく、食欲減退、不眠、疲労などを引き起こし、選手生命を縮める危険性も伴う。大リーグでは70年台から目撃情報があり、03年に薬物検査を導入した際も、あまりのまん延ぶりに禁止薬物から除外されたほど。だが06年から禁止薬物に加えられ、1度目の検出では公表されず、2度目の陽性反応で25試合の出場停止。錠剤が緑色(グリーン)であることからこの名前で呼ばれ、カフェインとの相性がいいことからコーヒーに混ぜて服用することが多い。