<日本ハム4-2広島>◇3日◇札幌ドーム
黒田以来の受賞-。広島コルビー・ルイス投手(28)が3日、5月度の月間MVPを受賞した。5月は来日初完封勝利を挙げるなど4勝1敗。月間防御率も1・60と群を抜く安定感を見せた。カープでは06年8月に黒田博樹投手(ドジャース)が獲得して以来の栄誉。会見でルイスは笑顔で今後の活躍を誓った。
会見場に現れたルイスは、さわやかな笑顔をみせた。「本当にこういう賞をいただいて光栄。でもいいピッチングをしていたので驚いてはいない。自分でも納得のできる投球をしていたからね」。自信に満ちあふれた表情。鍛え抜かれた上半身。その右腕から繰り出す直球とスライダーは相手にとって脅威だ。
5月1日の巨人戦で来日初完封勝利を挙げると、同月は合計6試合に先発。45回を投げ自責は8。相手が巨人でも阪神でも西武でも同じように安定した投球を続けた。45イニングで1イニング3失点以上は一度だけ。先発投手の安定感を示すQS(クオリティー・スタート=7回以上自責点3以下)を11試合も連続で記録している。
来日初登板となった3月29日の中日戦ではボークを3つ記録。しかし、2試合目以降ボークは消えた。「変えなきゃいけないところは修正した。成功するためにはブルペンでそういう調整をすることが必要なんだ」。相手がどこでも投球スタイルは変わらない。頑固かと思いきや考え方は柔軟だ。
カープでは黒田以来の栄誉。入団会見で「黒田とは面識がないが偉大な投手だと思う。穴を埋められるよう頑張りたい」と語った右腕。現在ハーラートップの7勝で、投球回数もリーグダントツの86回1/3。4日の日本ハム戦にも先発する予定だ。
「1試合1試合、しっかりベストな状態に自分を持って行く。そうすれば結果はついてくる。1年間、いい投球をしないと」。賞金の30万円は「貯金します。いつまで野球人生があるか分からないし。長男(1歳)の進学資金をためないと」と言って周囲を笑わせた。黒田の穴を十分に補っているルイス。カープが“クライマックス”に突入するためには、この男の力が欠かせない。【網
孝広】



