2年連続本塁打キングに輝いた横浜村田修一内野手(27)が、来季50発の目標を宣言した。6日、横須賀市のベイスターズ球場で昭和55年会が主催する「野球クリニック」が行われ、会長を務める村田が、地元神奈川県内の小学生150人を前に誓いを立てた。

 村田

 今年46本打って次の目標となれば50本。チームの勝ちにつながるホームランを多く打ちたい。

 今季はチームが最下位に沈んだ。本塁打を記録した試合は41試合あったが、その日の勝敗は18勝23敗と負け越した。「量産するだけではなく大事な場面で打点を稼げる1本が欲しい。打った日の勝敗が今年の反対になるようにしたい」。勝負強い4番に変ぼうする決意は固い。

 オフの契約更改も濃いものにする。今季1億6000万円から2億5000万円までの増額を攻防ラインとして考えるが、「(2月の)キャンプインまでには決めたい」と、じっくり球団側と交渉する構え。「三浦さんが残留し、今後のチームの環境整備についても話したい」。チームリーダーとして、現場の声を球団フロントに届ける自覚も口にした。【山内崇章】