え、アニキがウグイス嬢?
阪神金本知憲外野手(40)が最終クール初日の24日、場内アナウンスを買って出て球場を笑わせた。雨の中でノックを受けていた新井を紹介。応援歌にひっかけて「ひと振りにかけるオトコ・新井選手です」と美声を響かせた。打撃練習では今キャンプ最多の295スイングをこなすなど調整も順調。キャンプ最終盤の28日以降に本隊合流を果たす可能性も出てきた。
降りしきる雨の中、三塁ベンチ前で新井らがノックを受けていた。歯を食いしばって球を追う姿にファンもかたずをのんで見守っていた。そこにいきなり、しぶ~い美声がふってきた。
「ただいま、ファウルゾーンでノックを受けているのは、背番号7今岡選手、背番号66大和選手、オトコ・新井選手です」
似つかわしくない紹介にファンがキョロキョロと空を見渡した。そこに再びしぶ~い美声が…。
「ひと振りにかけるオトコ・新井選手です」
キャンプではフリー打撃を行う選手が紹介される。だがノックを受ける選手は紹介しない。しかも女性ではなく男性の声。その内容も新井のヒッティングマーチをもじったもの。ファンからはくすくすと笑い声もれた。
2年ぶりのウグイスアニキ登場だ。金本は07年2月も紅白戦でバックネット裏の放送席に忍び込んだ。当時はまじめな紹介で観衆のリアクションはなかったが、この日の「新井いじり」ならばすぐに察しがつく。
いたずらが飛び出すのは順調な証拠だ。この日は雨天で気温12・3度の中、4日ぶりのランチ特打を23分間。走塁練習ではルーキー上本を観察して、さらにフリー打撃中の守備にも参加した。その上で「もう少し打ちたい」とトレーナーに告げて、屋内練習場で50分間、202スイングのマシン打撃。合計で今キャンプ最多の295スイングをこなし、本格的な打ち込み開始を思わせる内容だった。金本は打ち込みについて聞かれると「知らない」と話したが、走・攻・守で全快が近づいてきた。
金本らベテラン選手は27日が休日になる予定。権田トレーナーは「休み明けの28日以降をいい状態で入って、練習もフルメニューできるのが理想です」と見通しを語った。キャンプ中の本隊合流が視野に入った金本は、調子のバロメーター?
の「新井いじり」をさく裂させ、さあ真打ち登場のときが近づいてきた。【益田一弘】
[2009年2月25日12時28分
紙面から]ソーシャルブックマーク



