<オープン戦:広島2-1阪神>◇21日◇倉敷

 広島が鮮やかな「足攻」で首位を堅守した。同点で迎えた4回2死一、三塁で相手の意表を突いた。一塁走者喜田が偽盗を仕掛けて一、二塁間で野手の注意を引きつける。阪神狩野からの送球を受けた二塁関本が送球を焦ってポロリ…。その間に喜田は一塁に戻り、三塁走者嶋が本盗に成功した。

 結果的に決勝点になり、ブラウン監督も冗談を交えて「足を絡められた。足を武器とする喜田と嶋がね。相手に重圧をかけ、相手のミスを誘った」と言う。2人は昨季ともに盗塁なし。ノーマークの2人が足を使い、一瞬のスキを突いた。

 喜田は「キャンプのときにやっていたこと。準備はできていた。挟まれて1点取るプレーですから」と話す。広くなる新球場ではスピードをフルに生かす。戦法がナインに浸透している証拠だった。これで引き分けを挟んで7連勝。前日20日には3本塁打で快勝し、この日は足で虎に連勝だ。大技小技を繰り出すカープが、トップを突っ走る。【酒井俊作】

 [2009年3月22日11時1分

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