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西岡がブーイングと剛コール交錯の中奮闘

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延長12回裏、三塁打を放ちガッツポーズする西岡(撮影・たえ見朱実)
延長12回裏、三塁打を放ちガッツポーズする西岡(撮影・たえ見朱実)

<ロッテ7-7オリックス>◇27日◇千葉マリン

 ロッテ西岡剛内野手(25)が、ブーイングと「剛コール」が交錯する異様な空気の中で奮闘した。26日のヒーローインタビューでファンに対して、フロント批判の横断幕を下ろすよう訴えた。一夜明けたこの日はフロント批判の横断幕はなくなったが、一部のファンが西岡に対して「偽善者」などと誹謗(ひぼう)中傷が書かれたボードを掲げ、ブーイングを繰り返した。

 西岡 批判されてもしょうがないようなことを言ったので(ブーイングは)仕方ないと思っている。ただ、球場に足を運んでくれた子供や一般のファン、オリックスの選手に対してこういう試合にしてしまったことを申し訳なく思っています。でも昨日の発言は後悔していない。

 千葉マリンがこれまでにない緊迫したムードに包まれたが、西岡の気持ちは折れなかった。3回に二塁打で出塁して1死三塁のチャンスをつくると、福浦の三邪飛では捕球したオリックス北川の体勢が一瞬崩れたのを見逃さずにタッチアップして生還した。

 7-7ともつれた延長12回も、勝ちへの執念は消えず、1死で回ってきた打席で左翼線を破ると一気に三塁まで走った。最後はスクイズ失敗で引き分けたが、西岡の姿勢に自然に拍手がわき起こった。

 西岡 (一部ファンに対して)「見たか」という気はない。入団してからファンに助けられたこともたくさんあった。お互いに原点はロッテが好きということだから、いつか気持ちが一緒になることを信じて、残り試合を戦っていきたい。

 球場を埋めた多くのファンは西岡の発言を支持していた。自然発生的に「剛コール」が起こり、その声はブーイングを上回った。

 9回終了後に横断幕を掲げた一部ファンと、ほかのファンとの間で小競り合いの場面もあった。本拠地最終戦となる10月6日の楽天戦では、ファンと選手が一体となったロッテ本来の熱い戦いが見られるのだろうか。【鳥谷越直子】

 [2009年9月28日9時19分 紙面から]


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