中日河原純一投手(36)が7日、プロ14年目で最速のスタートを切った。この日、ナゴヤ球場で来季に向けての練習を本格的に開始。例年よりも約1カ月早い始動で「もう年だから、すぐに体が動くわけじゃない。しっかり練習して2月のキャンプを迎えたい」と話した。目指すは、今年実現できなかった開幕からシーズンフル回転。ベテラン右腕の2010年が、静かに始まった。
ベテランでは異例の12月上旬の始動だ。来年1月に37歳を迎える河原が、若手に交じり、ナゴヤ球場の室内練習場で黙々をネットにボールを投げ続けた。例年よりも約1カ月早いオフの初投げ。自宅からナゴヤ球場まで約30分の道のりをスポーツタイプの自転車で通勤。トレーニングルームにもこもって、筋トレにも励んだ。
2月1日のキャンプインまでを逆算しての、本格始動だった。「11月はオーバーホールにも行ったし、しっかり休んだ。これまでは11月まで体を動かして、12月に休んで、1月から始動していたけど、1カ月早めて、ちゃんと開幕からいけるようにね」。キャンプは2軍からのスタートが濃厚。「初日からガンガン投げることはないけど、2月下旬にはシート打撃で投げられるようにしたい」と、青写真を描いた。
苦い教訓を生かすためでもあった。今年は1月の合同自主トレで靴が足に合わず、足の裏を痛めてキャンプインまでの2週間、満足にトレーニングができないまま沖縄入り。スタートで出遅れ、1軍に昇格したのも5月中旬だった。だが来年は「団体での練習にも慣れたし、もちろん開幕には間に合わせるつもり」といい、開幕からのフル回転を狙っていく。
今季は巨人坂本に対して4打数無安打、横浜内川にも3打数無安打と、右のアベレージヒッターをことごとく封じてきた。そして、コントロールの大切さを再認識。「コントロールを良くするためには下半身や体幹をしっかり鍛えないといけない」と、年内はマシンと向かい合い、もう1度体をつくり直していく。
衰えるのはまだ早い。1年間の野球浪人を経て、再びプロの世界で仕事場をみつけた職人は、来季も右のセットアッパーとして、オレ竜投手陣のワンピースを担う決意だ。【福岡吉央】
[2009年12月8日10時21分
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