右足楔(けつ)状骨を剥離(はくり)骨折した阪神能見篤史投手(30)が手術を決断したことが11日、分かった。「ある方向性はありますけど、明日発表します」と明言はしなかったが、熟考した上で手術を受け早期復帰を目指すことになった。球団は、骨折直後から早期復帰のため手術を勧めていた。

 11日、能見は午前中に大阪市内の病院で手術に向けての最終説明を受けた。その後、鳴尾浜球場内の虎風荘に戻り、アイシングとオイルマッサージで患部の腫れを抑えるなど、4日のリハビリ開始以降最長の約7時間の滞在だった。前半戦の復帰は絶望的になっているが、手術に踏み切り1日でも早い復帰を目指す。

 [2010年5月12日11時22分

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