巨人なんて怖くない!
中日吉見一起投手(25)が35年ぶりの「G倒記録」に挑戦する。26日の第3戦に先発が予想される吉見は今季巨人戦は4勝0敗と完全に王者を封じ込めている。開幕から無傷の5連勝となれば、球団では75年の三沢淳氏(元衆院議員)以来の快挙となる。
高まる緊張感が伝わってきた。決戦の地・東京へ向かう前、炎天下のナゴヤ球場で汗を流した吉見はいつになく神妙な表情だった。「いいことばかりは続かない。相手も研究してくると思う。どんな場面でも堂々としていようと思います」。前回登板19日巨人戦(ナゴヤドーム)では5安打完封と完ぺきな投球で本拠地で3タテを食らわせた。
ただ、あれから1週間、舞台は東京ドームへ移る。今季ホームでは42勝16敗1分け、勝率7割2分4厘と驚異的な強さを発揮するオレ竜も、ビジターでは19勝35敗1分けとまったく別のチームになってしまう。特に防御率は顕著で本拠地が2・56に対し、ビジターでは4・52に跳ね上がる。
「ナゴヤドームのレフトフライが東京ドームは入ってしまうこともあるけど、ゴロを打たせておけば問題ない」。本塁打が出やすい敵地では、打ち取ったと思った打球がスタンド・インしてしまうこともある。失点後にいかに平常心を保つかを勝負のカギに挙げた。
「巨人戦5連勝?
そうなんですか。アハハハハ…」。巨人戦の連勝記録に関しては苦笑いでかわした。鬼門と言われる東京ドームで吉見が躍動すれば、自然と優勝の2文字は近づいてくる。【鈴木忠平】
[2010年8月24日11時12分
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