西武石井一久投手(37)がニンジン栽培の農家になる。14日、都内で自主トレを公開。今年の取り組みを問われると「自分で農場を持って、野菜の成長を見ていきたい。これからは自給自足の時代。新しい刺激が欲しかった。まずニンジンを育ててカレーにして食べたい」。野球の話から脱線し、らしさ全開の爆笑トークで日米プロ20年目のシーズンをスタートさせた。

 昨年は野菜ソムリエに興味を示し、野菜好きに火が付いたのか?

 今回は「石井ファーム」実現への構想も具体的だ。「実家の千葉で農地を借りて、シーズンがあるので月に1回しか行けないと思うけど、収穫したら安く売るのもいいですね」。業務委託し、将来の人生設計にも役立つ農業ビジネスとして、総合プロデュースをもくろんでいる。

 若手の育成はというと、関心を示さない。注目ルーキー大石が入団したが「他の人にはあまり興味がないので、教えるのは涌井とか岸に任せます。僕は最低2ケタ勝つこと」。秋には、ニンジンの収穫と優勝を祝う大豊作の年にする。【柴田猛夫】

 [2011年1月15日8時39分

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