ロッテのドラフト1位伊志嶺翔大外野手(22=東海大)が16日、金森打撃コーチへの弟子入りを志願した。ロッテ浦和球場での新人合同自主トレに参加した伊志嶺は「金森さんの理論にすごく興味がある。ぜひ聞いてみたい」と、数々の強打者を育てた敏腕コーチからの指導が解禁される2月1日を心待ちにした。

 金森理論に興味を抱いたのは昨年1月、東海大で自主トレをしていたロッテ大松との会話からだった。さらに、大学日本代表として戦ったNPB選抜投手陣の投球から、ポイントを近くしないと、手元で曲がる変化球に対応できないと感じた。「だから、金森さんの理論を吸収したいんです」と真剣なまなざしで訴えた。

 商売道具のバットもプロ仕様に整えた。大学で使っていたローリングス社製の900グラムのメープルのバットを同じ形のまま10グラム重い910グラムのものに変えた。「プロの球威に負けないようにするためです。出塁できる選手になりたい。それがチームのためになると思うので」と説明する。当面の目標は「開幕1軍」。今は、金森理論をじっくり身につけるための体づくりに没頭している。【竹内智信】

 [2011年1月17日7時52分

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