<横浜2-8巨人>◇30日◇横浜

 確かな手応えと課題が詰まっていた。4回を4安打2失点。巨人小山雄輝投手(22)は「先発として5、6回はいきたいなと。4回での降板は悔しいです」と振り返った。プロ初登板と連敗ストップの期待。重圧との闘いの中、堂々たる投球だったが、胸に残ったのは悔しさだった。

 初登板とは思えないほど、落ち着き払っていた。午前9時過ぎにグラウンド入り。同学年の田中大と笑顔を交え、体をほぐした。話題は2人のアマチュア時代の思い出話。田中大が「いつもと全然変わらない」と驚くほどの振る舞いだった。試合前練習からベンチ裏に戻る時には「緊張してないです」とポツリ。リラックスした姿が、強心臓ぶりをうかがわせた。

 強いハートはマウンドでも証明した。1回、3回と同点に追いつかれたが、勝ち越し点は許さず。187センチの長身から繰り出す直球は最速147キロをマーク。風が強く、得意のフォークの落差に影響が出たが「風のせいにするつもりはないです」と平然と言った。原監督は「戦いざまとしては非常に印象が良かったですね」と評価した。次回登板について「当然!」と、先発ローテーション入りを確約した。

 試合前、同期の沢村からは激励メールが届いた。「同級生が1軍で試合に出ている。刺激になるし、(坂本)勇人や沢村に早く追いついて、チームに貢献できるように」。当初は2軍で育成する方針だったが、2軍での好成績とチーム状況から先発に大抜てき。「63年会」を盛り上げる“雄ちゃん”が、また1人加わった。【久保賢吾】