打撃不振の中日森野将彦内野手(32)が2日、決意の休日返上特打を行った。主力は休養となったこの日、ナゴヤドームに現れると真っ先に打撃練習を始めた。「打てない者は練習あるのみです」。短い言葉に決意のほどがうかがえた。

 4月27日横浜戦から18打席連続無安打。前日までの広島戦では2戦連続で同点の8回に送りバントを命じられた。落合監督も「今の森野を物語っているじゃないか」と言うほど、状態は落ち込んでいる。

 今日3日からは神宮で首位ヤクルトと3連戦。4月の今季初対戦では石川、由規、館山の3枚看板の前に2完封を含む3連敗を喫した。森野も3投手に計9打数1安打と抑え込まれた。今カードも相手は同じ3投手と予想される。辻総合コーチは「うちが神宮が苦手というより向こうの投手だろ。今回もまた同じ投手が来る。次はいけると思う」と話した。

 昨季2勝8敗と大きく負け越した鬼門突破には、相手の強みである強力先発陣をつぶすしかない。森野の昨季、ヤクルト戦の打率3割3分3厘はチームNO・1。打線が苦手としている由規、館山との対戦打率もそれぞれ4割6分2厘、2割8分6厘と苦にしなかった。それだけに、勝敗は森野のバットいかんということになる。

 「早くいい形でヒットを打ちたい。実は、昨日からだいぶ状態はいいです」。

 森野は帰り際、少しだけ明るい口調で話した。鬼門神宮を、復活の場へと変えるしかない。【鈴木忠平】