<巨人4-3阪神>◇4日◇東京ドーム
巨人小笠原道大内野手(37)がついに2000本安打に王手をかけた。4回無死の第2打席。阪神下柳の初球129キロ直球を中前へ持っていった。残り2打席は凡退したが、「チームが勝つことに貢献できれば。今日の勝ちを生かすためにも明日頑張っていきたい」と表情は明るかった。
内容があった。初回の第1打席は3失点後の1死一塁。コースぎりぎりへの球を冷静に見て四球を選んだ。8回の第4打席は1死二塁の同点機で進塁打を放ち、ラミレスの同点打を呼んだ。「打てばチームに貢献する可能性は高い。でも、強引にはいきたくない」。大記録が懸かる状況でも、フォア・ザ・チームを貫くのが、ガッツだ。
弟分の実松のサヨナラ打に「どんな状況でもひたむきにやってきていたので、今日みたいに貢献できる日も来る。本当に良かったんじゃないかな」と自分のこと以上に喜んだ。「2番、3番がサイドブレーキを引いちゃって、機能しないから」という原監督の辛口のジョークは、復調の手応えの裏返しのはず。7年連続で安打を記録する「こどもの日」に記録達成という最高の舞台がそろった。それでも「ぜいたくは言いません」。いつも通りの言葉で締めくくった。【浜本卓也】



