巨人沢村拓一投手(23)が、マツダオールスターゲーム2011(7月22~24日)に向け、チームへのさらなる貢献を誓った。13日、最初の中間発表で3033票を獲得し、セ・リーグの先発投手部門4位にランクインした。開幕ローテーションを勝ち取り、10試合に先発。2勝ながらリーグ6位の防御率2・34、同2位の奪三振61個をマークする右腕が、巨人では03年木佐貫以来となるルーキーイヤーでのオールスター出場を目指す。

 オールスター中間発表で4位に名を連ねたことを聞いた沢村は、思わず目を丸くした。「えっ!

 僕がですか」。一瞬は戸惑いを見せたが、すぐに表情を引き締めた。「出場に伴う成績を残せていないですし、チームにも貢献できていないですから。オールスターに出るのは、チームの勝利に貢献している選手。僕ももっとジャイアンツの力になりたい」と力強く語った。

 謙虚な言葉の裏で、着実に実力を示してきた。ルーキーながら10試合に先発。2勝5敗と黒星は先行するが、防御率2・34はリーグ6位、奪三振は首位の阪神能見に2差の61。登板イニング69回1/3も同2位と抜群の数字を誇る。それでも「勝ちにつながっていないので。勝負どころでの勝負強さとか、まだまだ乗り越えるべきことがあります」と自らに課題を課した。

 ルーキーイヤーでの選出となれば、巨人では03年の木佐貫以来となる。150キロを超える剛速球が最大の魅力の右腕。オールスターは勝敗を度外視した個と個の真剣勝負でもあり「勝敗を置いておいて、魅了するのもプロ野球の魅力の1つ。魅了しながら、勝っていければいいですね」と目を輝かせた。

 勝ち星を重ねることが、出場への最大のアピールになる。30日のファン投票の発表まで、残る登板は最大で2試合。「しっかり勝てるように頑張ります」と決意を示した。次回登板は19日の西武戦が有力。3勝目を挙げ、交流戦ラスト登板を飾る。【久保賢吾】