<オリックス3-4ロッテ>◇29日◇京セラドーム大阪

 ロッテが苦しみながらも連敗を11で止めた。3点リードの9回、守護神薮田安彦投手(38)が2点を奪われ、なお1死二、三塁。一打サヨナラの大ピンチを守り抜いた。楽勝ムードから一転、1勝の難しさを思い知らされた西村監督は「そう簡単には勝てない」と息をついた。

 負ければBクラス確定という土俵際で、先発上野が踏ん張った。「昨日から胸が苦しかった」。7月17日のソフトバンク戦でプロ初先発初完封。強心臓の3年目右腕ですら重圧に押しつぶされそうになったが、ピンチのたびにマウンド上で深呼吸。「井口さんとか今江さんが『打たせろ』と声をかけてくれ、気持ちが楽になった」とチームメートの声にも助けられ、8回を1失点で切り抜けた。

 連敗中、瀬戸山球団社長と石川球団本部長の今季限りでの辞任表明もあった。西村監督は18日ぶりの白星を「負け続けるわけにはいかない。ファンの人があれだけ応援をしてくれているのだから」と厳しい表情でかみしめた。【鈴木良一】