巨人の球団首脳2人が28日、DeNAの球界参入に否定的な楽天を批判した。

 桃井オーナー兼社長は「僕が不愉快に思っているのは楽天ね。ソフトバンクが加盟申請した時、実行委員会でヤフーという球団名を却下されたとか、事実でないものを平気で流している」と指摘。オーナー会議の議長でもある楽天島田オーナーが、球団譲渡の承認には「全会一致が慣例」と発言したことに「(野球)協約では4分の3以上の賛同と決まっている。普通の球団なら意見としていいんだけど、オーナー会議の議長球団ですから。会議の前の段階で言うなんてルール違反もいいところ。非常に腹が立つ」とまくし立てた。

 05年には楽天がTBSの株式を取得して経営統合を提案しながら実現しなかった。それを踏まえてなのか、渡辺球団会長は「TBSに言わせりゃ意趣返しだ。オレは意趣返しには反対。だから一生懸命TBSを擁護してきた」と話した。