「横浜DeNAベイスターズ」の新監督の最有力候補に浮上している工藤公康投手(48)が26日、横浜市内で取材に応じた。まだ正式なオファーがなく「これまで言っている通り、コメントしようがないです」と、多くを語らず。FAの申請手続きを行った主砲の村田修一内野手(30)についても「コメントのしようがない」と、口を閉ざした。

 DeNAが新球団として正式承認されていない段階とあって、横浜に関する質問に苦笑いを浮かべるだけだった。しかし「理想のチーム像」の話題になると真剣な表情で語った。「一般論として(強いチームを作るには)ベテランの力が必要」。工藤氏と同じように40歳を過ぎても現役にこだわる中日山本昌や阪神金本、このオフに戦力外となった下柳や山崎武の名前を挙げ「若い選手に経験を伝えられるベテランの存在は貴重。自分も昔、若手を練習後に集めてシャドーピッチングさせていたよ」と、明かした。監督に就任した場合は、ベテランをキーマンに指名する可能性もありそうだ。