巨人大立恭平投手(24)が13日、本格的な実戦調整に入る19日からの沖縄2次キャンプに同行する可能性が出てきた。大立は岡山商大から09年の育成ドラフト4位で入団。角度ある直球には球威があり、今キャンプの2軍ブルペンでは群を抜いている。12日の紅白戦ではファーム投手陣から唯一ピックアップされ登板。隠善に本塁打されたが、練習通りの直球が光った。首脳陣の1人は「ボールが速い。育成選手がオープン戦で投げてもいいんでしょ」と、左腕を継続チェックしたい意向を示した。

 現在の支配下登録選手は63人。原沢GMは「今は横一線だが、枠が空いている点では、育成選手にとってチャンスになる。キャンプ終了時、オープン戦終了時、開幕前、登録期限前が節目となる」と期待する。アピールを続ければ、開幕前の支配下昇格も十分可能性がある。大立は「どんな形でもいい。1軍に関わっていきたい」と話した。