プロ野球の加藤良三コミッショナー(70)は15日、巨人の契約金超過問題について現時点では静観の姿勢を示した。日本野球機構(NPB)を通じて「NPBがとっている行動について個別、具体的に話すことはありません。現時点において何らかの措置をとることは考えていません」とのコメントを発表した。

 NPB下田事務局長は、巨人から事情聴取しているかなどについて、「個別、具体的なことは言えない」とした。コミッショナーから04年、07年に判明したプロからアマへの金銭提供や、契約金超過問題の当時の経緯を確認するよう求められ、確認作業を行ったという。

 07年3月に西武が15選手に最高標準額を超える契約金総額11億9000万円を払ったことが公表され、同年4月には横浜(現DeNA)が那須野巧選手に5億3000万円の契約金を払ったことも明らかになった。両球団には厳重注意処分が科されている。

 下田事務局長は「那須野の時は球団が5回に分割して支払ったと認めている」とし、今回のケースについては「今後の推移を見守る」と話した。現時点で巨人は契約金超過を認めていないが、今後認めた場合については同様の処分が科される可能性はある。