<ソフトバンク1-1ロッテ>◇13日◇福岡ヤフードーム
桁違いのパワーを見せつけた。ソフトバンクの大砲ウィリー・モー・ペーニャ外野手(30)が2号同点ソロを放ち、今季初のドローに持ち込んだ。1点を追う7回。成瀬の134キロの外角直球を流し打った打球は「芯ではなかった」が、失速せずにライナーで右翼席へ。怪力を本拠地で披露し「ファンのみなさんの前で打ててよかった」とブイブイポーズで本塁に生還した。
「ここまで変化球で攻められていたから、直球が来るだろう」と、冷静に相手心理を読んだ。5回の打席では6球すべて変化球で攻められていたが、スライダーを左中間フェンス直撃の二塁打を放ち、直球主体の配球に変わる伏線をつくっていた。統一球にも「飛ばないとは感じない。強くたたけば本塁打になる飛距離は出る」と気にしない。
3日前には、ダイエー99、00年Vメンバーのメルビン・ニエベス氏(40)がチームを表敬訪問。その時に「パリーグの投手は内角をうまく使ってくるから」とアドバイスを受けていた。
汚名返上弾でもあった。7回表。ロッテ1死一塁から井口の打球は左中間へ。左翼ペーニャは、スタートが遅れ、ワンバウンドした打球を万歳しながら後逸。一塁走者の生還を許した。これには井出外野守備走塁コーチも「(守りは)多少は目をつむるしかないね」と苦笑いだが、ファンを常にハラハラ、ワクワクさせるメジャー84発男から目が離せない。【石橋隆雄】



