<中日6-0阪神>◇25日◇ナゴヤドーム
後半戦「屈辱」スタートで、CSピンチ!
和田阪神が鬼門ナゴヤドームでまた負けた。今季11度目の完封負け。4連敗。今季ワースト借金11。セ・リーグでは過去に借金11からクライマックスシリーズに進出した例はない。もうデッドラインだ。敵将・中日高木監督が同情するほどの惨敗。虎よ、これでいいのか。意地を見せてくれ。
後半戦が開幕しても、何も変わらなかった。鬼門ナゴヤドームで、0勝6敗1分け。やはり勝てなかった。守りのミスが出て、いつものように打てない。敗戦を見届けた指揮官の声は震えていた。
和田監督
点の取られ方が悪い。完全に自滅だ。ここにきての戦いは、悔しいを通り越して、屈辱だ。
屈辱の2文字は、最適な表現だ。借金は今季ワーストの「11」となり、さらに最悪のデータが待っていた。セ・リーグでは、11以上の借金を抱えて、クライマックスシリーズに進出したチームはいない。3位広島には、まだ5・5ゲーム差ではあるが、3位の座でさえ、奇跡の領域に入った。
6日間の球宴休みで、心機一転を図った。打順のテコ入れに動いた。新オーダーの肝は、1番鳥谷、3番新井良、6番マートンだ。
和田監督
流れを良くするというのはあった。調子のいいバッターを上位に持っていった。出れば、足も使えるメンバーだし、粘り強くやっていく。
しかしポイントゲッターで期待したマートンが、2安打でチャンスメークに回った。元気印の新井良は、四球で出塁しただけ。5回の満塁機では、鳥谷が空振り三振。打順変更は完全に裏目に出た。さらにその裏には、鳥谷のエラーもあって、3点を追加される。この時点で、試合は終了したも同然。選手の反発力も完全になくなっていた。今季11度目の完封負けは、当たり前のように見えた。
和田監督
1点を防ぐというところで、余計な力が入ってしまう。いろんなことが起こりすぎるよ。
前半戦から続く連敗は引き分けを挟み、「4」にのびた。何をやっても、状況打開にはつながらない。
和田監督
チーム全体でも、悔しさを持たないと、切り替えるだけでは同じことの繰り返し。とにかく明日。タイガースとしての意地を見せる。それぐらいの気持ちでやっていかないと。
笛を吹けども、踊らず。虎はどこまで落ちるのか。ナゴヤドーム勝利の作戦は、もはや精神論にゆだねるしかない。【田口真一郎】
▼阪神が中日に敗れ、借金が今季ワーストの11になった。借金11以上からクライマックス・シリーズ(CS)に進出したのは04年から始まったパ・リーグでは08年オリックス(11)、11年西武(15)の2球団。07年に始まったセ・リーグでは過去に1度も例がなく、07年阪神と11年巨人が借金9、09年ヤクルトが借金10で3位を確保した。



