中日山本昌投手(47)が2日、引退する阪神金本との最後の対戦実現を願った。今日3日の阪神戦(ナゴヤドーム)には中継ぎで調整登板する予定。この日はナゴヤドームでキャッチボール、ダッシュなどで調整した。

 前回登板した9日21日阪神戦(甲子園)では5回3安打1失点と好投したが、金本の登場前にマウンドを降りたため、心待ちにしていた対決は実現しなかった。今回が正真正銘のラストチャンス。帰りの車に乗り込む際に「(金本は)スタメンかな?」と気をもみ報道陣に逆質問。「楽しみたい」と心の底から言った。

 金本との対戦打席数は、DeNA三浦の286に次ぐ2位の238。長年、名勝負を繰り広げてきたライバルだ。「とにかくいいバッター。よく一番いいボールを打たれた。『それ打つの?』という感じ」と、力を認めている特別な存在だ。

 球界最年長の47歳と野手では最年長44歳の円熟対決。互いにプロの厳しさを知り尽くす。思い出づくりの直球勝負といった無粋な演出には「そんなのないない」と否定。持てる力を駆使し、普段通りに挑んで送り出すつもりだ。山本昌にとってはCSに向けた大事な登板でもある。中継ぎのためおそらく勝負は1打席。見逃す手はない。【八反誠】