阪神藤浪晋太郎投手(19)は18日、関西から空路で札幌入りした。球団の高卒新人としては、67年江夏豊以来、46年ぶりとなる球宴出場。6勝と堂々たる数字を引っさげてパの猛者斬りに乗り込むが、同時に「夏休みの自由研究」に強い意欲を見せた。

 「セ・リーグの一流選手と会話するチャンスがある。いろんな選手の方に話を聞けるのは楽しみ。聞くことに関しては自分からいかないと教えてもらえないので、自分からどんどん行こうと思います」

 スポンジのように何でも吸収する年ごろだ。巨人杉内のフォームを勉強して不振を脱出したように、研究力も藤浪の大きな武器である。「投手の方にはもちろん、打者の方も、どういう風に考えて打席に立つのか聞いてみたい」。どんな教科書よりも役立つ金言があふれている。「メモするようにします」と、記憶だけでなく形でも残すつもりだ。

 明日20日、神宮での第2戦に登板する。全パの栗山監督は、藤浪がマウンドにいる時に日本ハム大谷を代打でぶつける案を明かした。5月26日、甲子園での交流戦では大谷に2打席連続二塁打を浴びた。球宴決定の時は「絶対抑えてやろう、という気持ちはない。できれば抑えたい、という感じ」と、ひょうひょうと意気込んで周囲を笑わせた。自然体で臨む夢の祭典。なんで?

 どうして?

 どうやって?

 記者顔負けの取材力で、藤浪がまたひとつ大きくなる。