ソフトバンクが、ヴィセンテ・パディーヤ投手(35)を先発から中継ぎへ配置転換することを決めた。23日、高山投手コーチが「リリーフで使うと正式決定した。要は機能してくれればいい。過去2年間リリーフの経験もあるので」と明言した。

 前半戦は9試合に先発し、2勝5敗、防御率4・06。抜群のコントロールと切れ味を持ちながら、日本でのゲームメークに慣れなかった。ならばと、昨季もレッドソックスで56試合に救援登板した経験値を後半戦に生かそうと判断した。

 同コーチは「いきなり厳しいところはどうかなと思うが、監督がいくと言えば。1~2イニングなら抑える球の力は十分に持っている」と、僅差の場面で起用する可能性もほのめかした。メジャー108勝と米国では十分な経験値を誇る右腕。気分一新で2度目の“開幕”を迎える。