<都市対抗野球:伯和ビクトリーズ5-0かずさマジック>◇8月29日◇1回戦◇東京ドーム

 伯和ビクトリーズのエース、七条祐樹投手(26)が、全国の舞台で輝いた。最速148キロの直球とスライダー、カーブ、チェンジアップを低めに集め、散発の4安打に抑えた。昨季で休部となった日産自動車九州から移籍。現在は週6日、午前中に親会社が経営するパチンコ店で勤務してから練習に打ち込む。これまでもドラフト候補に挙がったことはあったが、右肩の故障などで指名されなかった。「プロが目標。今年が最後だと思うので」と、新天地で猛アピールを続けるつもりだ。

 ◆広島苑田スカウト部長

 「当然リストには入っている。外角低めに力のある球がきていた。変化球の時に、腕の振りが少し緩む。同じ振りで投げられれば、十分通用すると思う」

 ◆横浜欠端スカウト

 「春先よりも、球威、コントロールが安定してきた。完投能力もあるし、今日は変化球も良かった」