「ハマのサブ」が横浜を明るく楽しく盛り上げる。横浜は6日、横浜市内のホテルで2011年度新入団発表を行った。ドラフト6位の大商大・福山博之投手(21=大東)がトークでエンジン全開。「鼻の穴が大きいので北島三郎さんに似ている。『ハマのサブ』と呼んでもらいたい」と会場を笑いの渦に巻き込んだ。高校までは二塁手だったが「目立ちたい」という理由で大学で投手転向。明るく前向きなキャラクターが、この日一番の拍手を勝ち取った。

 父親の静夫さん(56)は「昔からリードオフマン的な性格で、場を盛り上げることが多かった」という。親しみやすい性格がマウンドに上がると一変し、強気の投球を繰り広げる。173センチと小柄だが、直球の最速は145キロに達する。今秋の関西6大学リーグ戦では最優秀投手にもなった。

 登板時の入場曲は北島三郎の「まつり」に決めた。「みんなに覚えてもらいたい」。熱唱ならぬ熱投で、横浜スタジアムにサブちゃんコールを巻き起こす。